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こんにちは、本堂こまちです!

今回は、近藤勝重さんの文章に関する書籍、『つらいことから書いてみようか 名コラムニストが小学校5年生に語った文章の心得』をご紹介します。

 

『つらいことから書いてみようか』の基本情報

 

文章を書くのが楽しくなる度

文章術を学べる度

おすすめする人:作文が嫌いな小中学生、子どもに文章を書くことを好きになってもらいたい保護者の方、今つらいことに立ち向かっている人

『つらいことから書いてみようか』は近藤勝重さんが小学5年生に行った特別授業が基になっている書籍です。文章の書き方を簡単な言葉で学べます。また、つらいこととの付き合い方など、実生活に役に立つ内容になっています。作文嫌い、文章が苦手な方にぜひ読んでほしい一冊です。

 

『つらいことから書いてみようか』が作文入門書として素晴らしい3つの理由

『つらいことから書いてみようか』をまずおすすめしたい人は、作文が苦手な小中学生です。

  • 簡単な言葉を使って説明している
  • 文章のテーマが書きやすいものばかり
  • 小学生が実際に書いた文章が読める

まず、1番のおすすめポイントは、小学生にもわかる簡単な言葉をつかっているところです。
難しい言葉はほとんどでてきません。言葉の仕組みも「竹」など子どもがわかりやすいたとえで説明されています。大人も子どももスイスイ読める内容です。

次におすすめするポイントは、文章のテーマが書きやすいものばかりというところです。
書籍に書いてある内容を実践しようと思っても、書くテーマが難しければ、なかなか実践はできません。
でも、この書籍なら、名コラムニストの近藤勝重さんが工夫を凝らしたテーマだから、実践も簡単です。
「お、ちょっと書いてみようかな」と思えるテーマばかりなので、作文嫌いのお子さんにもおすすめです。

3つ目のおすすめポイントは、書籍に実際の授業で小学生が書いた文章が載っているので、小学生が書いた文章が読めるところです。作文って、意外と他の人の文章を文章を読む機会がないんです。特に小学生や中学生のときに読める文章は、表彰されるような文章がうまいこの文章ばかり。そんな文章ばかり読んでいたら、「文章が苦手な自分の文章なんて」と落ち込んでしまいます。でも、この書籍には、普通の小学5年生が書いた等身大の文章が載っています。その中には「作文が大嫌い」なんて子どもの文章も載っているので、「あ、俺も俺も」と作文嫌いな子であるほど、共感できるでしょう。

 

大人にも効果あり!「つらいことから書いてみようか」

実は『つらいことから書いてみようか』は大人にも意外な効果がある本なのです。

書籍のタイトルにもなっている『つらいこと』は、文章の宿題のひとつです。
子どもたちが思い思いのつらいことを文章に書く。

それを読んでいると不思議と、「自分のつらいことも書いてみようかな」という気分になってきます。

 

『つらいことから書いてみようか』をおすすめしない人

『つらいことから書いてみようか』をおすすめしない人もいます。

それは「すぐに使えるHOWTO的な文章術を知りたい人」です。

この書籍は、木で言えば根の部分のような、文章の根本的な話を説明するものです。
接続詞の使い方や文法といった、枝葉の部分の話には詳しく触れられていません。
ですから、「明日のビジネスにすぐ役立つ文章術を知りたい」という方には不向きな書籍と言えるでしょう。

 

『つらいことから書いてみようか』まとめ

今回は近藤勝重さん著『つらいことから書いてみようか 名コラムニストが小学校5年生に語った文章の心得』をご紹介しました。

作文が苦手な小中学生に限らず、大人も「へぇ」となったり、ぐっときたりする、
なかなか味わい深い本でした。

もしよければ、本堂が『つらいことから書いてみようか 名コラムニストが小学校5年生に語った文章の心得』を実践したレポートもお読みくださいませ。

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございます!