こんにちは、本堂こまちです。
秋もだんだん終盤、肌寒くなってきましたね!
今日は『つらいことから書いてみようか』の体感レポート、
「『つらいことから書いてみようか』を読んでつらいことから書いてみた」をお届けします。
体感レポートを読む前に、「【書評】つらいことから書いてみようか」をお読みいただけると、
さらにお楽しみいただけます。
『つらいことから書いてみようか』を体感!
小学生の文章と近藤さんのあたたかな言葉に癒やされた後、
ふと「自分も書いてみたい」という気分になりました。
では何を書いてみるのか。
そこはもちろん「つらいこと」でしょう!
ということで、「つらいこと」を書いてみました^^
いざ、つらいことから書いてみようか
下記が本堂が書いた「つらいこと」です。
カレンダーの予定を見たとき、頭は熱く、身体の真は凍るような思いがした。
「お前が復帰してきたんだから、すき焼きに行かないとな」
そう言ってくれたのは、私の元上司だった。
私ははじめて配属された部署で、彼の下に着き、月間120時間以上のサービス残業を行った。そして、自宅の玄関先で倒れた。
蝉の音がやかましい夏日のことだった。
夕方に職場の人が発見してくれるまで、
私は冷たいコンクリートに頬をつけて過ごした。今日の仕事に穴をあけてしまう焦燥感と、
もうどうにでもなってしまえという諦めと、
これでやっと眠れるという安心感が、
脳みその中を激しく渦巻いていたことだけ、覚えている。倒れた原因は、病院では過労によるうつ状態を診断された。
しかし、会社では私のこころの脆さが原因とされ、その負い目が私を急き立てた。
そして、私は必死の思いで、3ヶ月で復職を果たした。しかし、それでもどこか、私は職場に馴染めなかった。
みんなが「入社2ヶ月で休職した問題児」として、私を腫れ物のように扱っているのがわかった。だから、一番迷惑をかけたであろう元上司が、すき焼きに誘ってくれたことが、
本当にありがたくて嬉しくて、勝手に許されたような気分になったものだ。けれども、私は年末のすき焼きパーティーの招待者の欄に、私の名前はなかった。
本当は気がついていたのだ。
元上司が私にかける言葉の変化に。倒れる前は”仕事ができるやつ”、
倒れてからは”会社にとって大切なやつ”、
最近は”面白いやつ”という風に。でも、気がつかないふりをしていたのだ。
すき焼きパーティーの招待者には、同僚の名前がある。
今の上司の名前もある。アルバイトの人も、事務方の人の名前もある。私の名前だけ、ない。
もうだめかもしれない。
目の前が灰色に変わっていく。
所要時間、10分。
思ったよりもスラスラと書くことができました。
でも‥暗い笑
自分でもびっくりするぐらい、暗い笑
「つらいこと」を書いてみて、実際どうだった?
「つらいこと」は決して明るい話にはなりません。
(本堂の場合も、暗くなってしまいました^^;)
でも、不思議なことに、あえて「つらいこと」を書くことで、
気持ちがスーッとする感じがしました。
今回書いたつらいことは、本堂が前職で実際に体験したことです。
私は普段、つらいことはたいてい夫に話してしまうのですが、
このすき焼きパーティーの一件は、夫にも話したことがないことでした。
誰にも話したことがないけれど、たしかに本堂ののどに突き刺さってとれない、
まるで、魚の小骨のような体験でした。
それを書き出すことで、スーッと溶けていく気がしました。
なんだか、とてもすっきりしました。
「つらいこと」から書いてみる効果は解毒
あえてつらいことを書いてみる効果は、「解毒」にあると思います。
本堂の場合、誰にも言えなかったことを「つらいこと」のフィルターにかけることで、
表現することができ、気持ちが軽くなりました。
今まで「つらいこと」を書くと、
気持ちがネガティブになってしまい、前に進めなくなると思っていました。
でも、実際は「つらいこと」を書くことで、
自分の中にあった「つらいこと」を外に出すことができて、
すっきりしたのです。
「つらいこと」を書くことで、
もう一人の自分が、話を傾聴してくれているような、
不思議な感覚でした。
とても心地よかったので、これからも定期的に「つらいこと」を書いていこうと思います!
『つらいことから書いてみようか』体感レポートまとめ
実践してよかった度
継続していきたい度
「つらいこと」を書いてみて、とてもよかった。
シンプルだけど、それが今回体感した正直な感想です。
今、他人には相談できないけど、つらいことがある人。
過去のつらいことをどうしても消化できない人。
そんな人にこそ、この方法を試していただきたいと思います。
今回もお読み下さり、ありがとうございます!